足の指がつる原因・対処法・治し方!つりやすいのは病気?
このページでは、
足の指がつる
・原因
・対処法
・予防法
・考えられる病気
についてどこよりも分かりやすく説明します。
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足の指がつる原因とは!?
「足の指がつる」というのは、
それが「ふくらはぎ」であっても、「足の指」であっても同じで、
「筋肉の異常収縮・痙攣」を起こしている状態
と言えます。
つまり、「つる原因」と言うのは基本的に身体中どこの部位でも同じであり、
●筋肉疲労
⇒運動のしすぎや、立ち仕事など
●水分不足
⇒主に「熱中症」や「脱水症状」など
●血行不良(血流障害)
⇒主に「冷え」など
●ホルモンバランスの乱れ
⇒主に「妊娠」など
これらのケースがほとんどであり、9割以上が上記いずれかに該当すると言われています。
そして「筋肉がつる(痙攣する)」という症状を起こしやすいのは、「ふくらはぎ」のように「心臓から遠いところ」、もしくは疲労が溜まりやすい「よく動かす筋肉部位」ということになります。
この二つの条件を満たすのが、
「足の指」付近の筋肉
です。
「足の指」は、「手の指」ほど存在感はありませんが、姿勢の維持や運動の際の重心バランスを保つために、非常に重要かつ複雑な動きをする関節部位です。
そして、複雑な動きをする繊細な部位である故に、疲労が蓄積しやすく、つりやすい部位であると言えます。
それでは、「原因別の対処法・予防法」を説明しましょう。
参考【なるほど!足がつるメカニズム】
⇒足がつるのはなぜ?こむら返りの原因とメカニズムを知ろう!
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原因別に対処・予防を知ろう!
足がつるシチュエーションは色々とあると思いますが、「一般的に考えられるケース毎」に説明します。
なお、最初に一点注意があります。
それは、
この写真のように、
「とりあえず指を持ち上げておこう!」と考えるのは、少し危険です。
特にスポーツ中の足つりは、脱臼などの可能性もあり、かえって症状を悪化させる可能性があります。
逆にもし、明らかにスポーツをしていない時(例えば、寝ているとき)などは、恐らく脱臼などの可能性は低いと考えられますが、ストレッチを行う場合は無理の無い範囲でゆっくりと行いましょう。
■参考【親指が特に痛い場合・・・】
⇒痛風の症状・原因・治療・予防|初期症状は足の裏や指の痛み
繰り返しになりますが、スポーツ中に限らず、たびたび足がつるのには理由がありますので、その要因にアプローチすることで、正しく予防しましょう。
スポーツ中の場合
ウォーミングアップとクールダウン、そして「脱水症状」を予防するためのこまめな水分・ミネラルの補給が「足指のつり」に対する予防の鉄則です。
日頃からバランスの良い食事と十分な睡眠をとり、疲れを翌日に残さないようにすることも大切です。
なお、上で説明しましたとおり、スポーツ中の指つりに関しては特に、安易にストレッチする事は、リスクが伴います。
足指は関節部位なので、けいれん発作を起こした時は脱臼や捻挫、骨折の可能性もあります。
したがって、痛いからといって無理にストレッチなどを行うと、却って怪我を悪化させる危険性があります。
そのため、とりあえずは足に負担をかけない姿勢で発作が治まるまで安静にしておくのが基本です。
発作が治ればゆっくりと指を動かし、動きが硬いようであれば、優しくマッサージをするなどして強張りを取り除きます。
温めるという方法もありますが、脱臼や捻挫で炎症を起こしている場合は温めることで炎症を広げる可能性があるので、痛みがない場合に限定しましょう。
もし、発作が治った後も痛みが残っている場合は、整形外科を受診して骨や関節に異常がないかどうかをチェックする必要性があります。
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熱中症や脱水症の場合
これは、何よりもこまめな水分とミネラル補給が大切です。
お年寄りや小さなお子さんは、室内でもおこる「隠れ熱中症」には十分に注意しましょう。
猛暑日や熱帯夜の時は、我慢せずにエアコンで室温をコントロールし、熱中症予防に努めましょう。
冷えすぎの場合
クーラーで寒い部屋にいたり、寝てる間に体が冷え、足がつるということはよくある事です。
この場合は、「温かい飲み物を飲む・足を暖める」など、とにかく温まることを考えましょう。
また、よくある「水泳中」の足つりも、原因の一つとして「冷え」が挙げられます。
うつ病・総合失調症による指つり
「うつ」が原因で頭痛や吐き気、重度の倦怠感や無気力状態など、日常生活に支障が出る心身の症状を起こすのが「総合失調症」です。
これら「ストレス性疾患とよばれる精神病」は、
全身の血管を収縮させるため、末端の足の指では血流が滞りちょっとした動作でも痙攣を起こしやすくなります。
精神的なストレスの蓄積が、限界を超えた場合に発病するので、趣味やスポーツ等でストレスケアを行うことが一番の対処法になります。
生活習慣病による指つり
高血圧症、動脈硬化症、糖尿病などの生活習慣病は、別名「血管性疾患」と呼ばれます。
これらは血管の機能低下や機能不全によって発病します。
血管の機能低下はダイレクトに「血流障害」につながりますので、末端にある「足指のつり」へのリスクを高める原因となります。
生活習慣病は文字通り生活習慣の乱れによって起こる病気なので、
・バランスのとれた食事
・適度な運動
・十分な休養と睡眠
を心がけ、予防と改善に努めることが大切です。
肥満による指つりの場合
体重は重力の関係で足元に集中します。
特に「走るとき」や「ジャンプするとき」は、
親指の根元の関節一点に体重が集中するので、
大きな負担がかかってしまいます。
体重が重いということは、
それ自体が「足指のつり」へのリスクとなります
ので、正しいダイエットを心がけることが重要です。
他の「足つりを引き起こす病気」
上記では生活習慣病などの病気を一部紹介しましたが、「こむら返り」や「足指つり」を起こす病気はまだまだあります。
ページが長くなるため、別ページでまとめています。
⇒足がつるこむら返りと脳梗塞・肥満・心臓病・ストレス等の病気!
ビタミンB1(チアミン)を摂取する
筋肉を動かすための「電解質」に異常があると、足つり(筋肉の異常収縮・痙攣)を引き起こします。
この電解質を正常に動かすための指令を出すのは、もちろん「脳」です。
ビタミンB1はそんな「脳の働き」を正常化し、足つりを予防します。
⇒こむら返り・足がつる理由は、ビタミン・ミネラル等の栄養不足?
サプリ・漢方で「電解質異常」や「ホルモン値」を正常化
上記ビタミン以外にも、「筋肉痙攣」にアプローチする漢方薬や、「冷え・ホルモン異常」といった要因にアプローチするサプリメント・漢方薬もあります。
>>足がつる!こむら返りに効く漢方薬やサプリメントを知ろう!
ただし、既述の通りサプリメント等で摂取する場合は、「1日の目安摂取量」を必ず守りましょう。
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