膀胱炎の症状・原因・治し方・検査予防!病院は何科を受診?
このページでは、
●膀胱炎の症状・原因・治療・受診する病院・検査・予防
についてわかりやすく!説明しています。
膀胱炎ってなに!?《症状》
膀胱炎(ぼうこうえん)とは、
泌尿器の病気であり、特に女性に多く見られます。
※もちろん男性も膀胱炎になりますよ!
症状は?
膀胱炎をおこすと、
以下のような症状があらわれます。
- トイレが近くなる(頻尿)
- 残尿感がある
- 排尿時に痛みを感じる
- 尿が白くなる
- 痛みはなく、残尿感とはまた違う違和感を感じる(ムズムズする感じ)
などです。
症状が弱い間は上記のような症状が見られ、痛みがないこともあります。
しかし、感染による炎症が強い場合は、さらに
- 下腹部の痛み
- 血尿
- 排尿時の激しい痛み
などを伴うようになり、そのつらい痛みから、「眠れない」「歩けない」という深刻な状態になることもあります。
では続いて、
「膀胱炎の原因」について説明しましょう。
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膀胱炎の原因とは!?
膀胱炎の原因としては、大きく
・細菌感染が原因のタイプ
・非細菌性のタイプ
に分かれますが、圧倒的に多いのが、細菌感染による「急性膀胱炎」と言われるタイプです。
《参考記事》
繰り返す場合は ”慢性膀胱炎”かも
細菌感染のタイプ
最初に「膀胱炎は女性に多く見られる病気です」と説明しました。
それは、男性よりも女性の方が尿道が短く、また肛門に近い場所に尿道があるため、細菌感染を起こしやすいことが最大の原因と考えられています。
また、更年期(40代後半 〜 60代前半)になると、女性は自覚症状の強い更年期障害を起こしやすく、ホルモンバランスの乱れから心身のバランスも悪くなり、感染症にかかりやすくなります。
では、「男性は膀胱炎にならないのか?」というと、そんなことはありません。
男性の場合も
・ストレス
・寝不足
・加齢
などで抵抗力が下がった場合に、膀胱炎にかかる場合があります。
※ただし男性の場合は、尿道炎にかかる可能性の方が高くなります
細菌感染が原因ではないタイプ
細菌感染が原因ではないタイプは、
主に残尿感などの刺激によって、膀胱内や、膀胱に近い神経が刺激されることが原因で、残尿感や違和感が残ります。
なお、
「おしっこを我慢すると膀胱炎になるよ!」と小さい頃に親から言われたことがある方も多いでしょう。
実は、排尿には細菌を洗い流す役割があります。
そのため、長時間の我慢は細菌が繁殖する原因となるのです。
また、膀胱炎は一度発病すると再発を繰り返す病気なので、ストレスや生活習慣の乱れ、更年期障害など免疫力を低下させやすい状態には十分に注意が必要です。
では続いて、
「膀胱炎の時の受診科と、診察・検査内容」について説明しましょう!
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膀胱炎は何科を受診?診察と検査内容
上で挙げたような自覚症状があらわれた場合は、すみやかに
泌尿器科(ひにょうきか)
を受診しましょう!
問診
病院を受診すると、まず最初に始めるのが問診です。
- 症状が出始めた時期
- 1日どれくらい尿が出るのか(回数や頻度)
- 排尿時に痛むかどうか
- 残尿感や違和感があるかどうか
- 血尿や白い尿が出ていないか
などが聞かれます。
尿検査
問診が終われば次は尿検査をします。
尿検査の目的としては、尿に含まれる白血球の量を調べています。
膀胱炎の場合は、尿に多くの白血球が含まれるため、その値を基準に診断されます。
問診と尿検査で「膀胱炎」と診断されれば、次は治療にすすみます。
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膀胱炎の治し方とは!?
膀胱炎と診断されれば、
次は治療です。
膀胱炎の原因の多くは、
上で説明した通り「細菌感染」によるものですので、菌に対して効果の高い抗生剤が用いられます。
膀胱炎に効く抗生剤はいくつか種類がありますが、もっとも使われているのは
・クラビット
・バクシダール
・フロモックス
などの薬です。
膀胱炎は、これらの内服薬で治療が十分に見込める病気です。
そのため、排尿時の痛みや、下腹部の痛みなど、疑わしい症状が出た場合には、我慢せずにすみやかに泌尿器科を受診しましょう。
《おすすめ参考記事》
処方薬の種類とおすすめ市販薬!
では次に、
「膀胱炎の予防」について説明しましょう!
膀胱炎を予防する!
膀胱炎の予防法としては、
”免疫力を落とさない” ことがもっとも重要です。
したがって、まずは
・規則正しい生活習慣
・十分な栄養と休息
・適度な運動習慣
など、生活習慣の改善を軸とします。
その上で、女性の場合は、血流を改善する漢方薬などを導入して ”病気になりにくい体質” を作るように心がけます。
さらに、
●トイレを我慢しない
●過激なダイエットはしない
●便秘予防
なども、膀胱炎の有効的な予防法です。
なお女性の場合、トイレ後のビデやシャワートイレでの洗浄は、感染予防になります。
しかし、器具自体に細菌が付着していたり、洗浄しすぎて粘膜が持つ自浄作用を低下させてしまうと、かえって感染する可能性が高まってしまいますので、使いすぎには注意しましょう。
《あわせてご確認ください!》
【膀胱炎の薬の種類とおすすめ市販薬】
⇒膀胱炎の処方薬(抗生物質)の種類と、効果的な市販薬・漢方薬
【急性膀胱炎と慢性膀胱炎の違いとは】
⇒血尿や痛みが強い「急性膀胱炎」と、治らない慢性膀胱炎の違い
【女性と男性による膀胱炎の違いとは】
⇒膀胱炎と妊娠・生理・便秘|原因や症状は女性と男性で違う?