膀胱炎の処方薬(抗生物質)の種類と、効果的な市販薬・漢方薬

このページでは、

 

●膀胱炎で処方される処方薬(抗生物質)市販薬漢方薬

 

についてわかりやすく!説明しています。


膀胱炎の処方薬とは!?

 

膀胱炎には、

 

・細菌感染が原因で起こるタイプ
・そうではないタイプ

 

の2種類があります。

 

このうち圧倒的に多いのが、細菌感染によって引き起こされる膀胱炎です。

 

したがって、抗生剤(抗生物質)で病原菌を殺すことが、もっとも効果のある治療法です。

 

過去に膀胱炎にかかったことがない方や、しばらく膀胱炎にかかっておらず、何年かぶりに再発したという方は、症状が強い ”急性膀胱炎” の状態になることが多いです。

 

なお「症状が強い場合」の基準としては、

 

  • 排尿時に強い痛みがある
  • 下腹部に強い痛みがある
  • 尿に血が混じっている
  • 座って腹圧が高くなると強い違和感や残尿感を感じる

 

などが挙げられますが、このケースでは一般の市販薬では効果が期待できないため、必ず病院(泌尿器科)で抗生剤を処方してもらいましょう。

 

 

処方される抗生剤の種類は?

膀胱炎の原因となる細菌として、
もっとも多いのが「大腸菌」です。

 

したがって、大腸菌に対して効果の高い

 

  • クラビット
  • シプロキサン

 

などが処方されますが、中でももっともよく使われるのが「クラビット」です。

 

また膀胱炎は大腸菌以外の細菌感染でも起こり得る病気なので、いろいろな菌に効く抗生剤として

 

  • バクシダール
  • フロモックス

 

なども比較的よく処方される抗生剤です。

 

その他、主に尿道炎の際に処方される

 

  • クラリス

 

が処方されることもあります。

 

通常は、これらの抗生剤の中から一種類が処方されます。

 

その上で、
抗生剤は胃粘膜への刺激が強く、薬剤性胃潰瘍や薬剤性胃炎を合併しやすいことから、胃薬(ガスターなど)が同時に処方されるケースが多くなります。

 

抗生剤が効けば、症状は徐々に軽くなっていきますが、完全に膀胱内の菌を殺すためには、処方された抗生剤を飲みきることが大切です。

 

自己判断で中止すると、残った菌がその抗生剤に対して耐性を持ち、再発した際に同じ抗生剤が効かなくなる危険性があります。

 

 

では続いて、
「膀胱炎に効く市販薬・漢方薬」について紹介しましょう!

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膀胱炎に効く市販薬・漢方薬! 

 

膀胱炎には、

 

@急性膀胱炎
A慢性膀胱炎

 

があります。

 

上でも説明しましたが、急性膀胱炎は症状が強いため、病院の処方薬を用いるのがベストです。

 

そのため、市販薬や漢方薬が効くのは、

 

  • 症状が弱い場合
  • 慢性的な膀胱炎(再発性の膀胱炎)であって、自覚症状にある程度慣れている場合

 

でしょう。

 

なお、慢性型の膀胱炎は

 

  • 「細菌が原因」のタイプを繰り返す場合
  • 排尿障害を起こして膀胱炎を合併する場合

 

の2種類に分けられます。

 

「細菌が原因」のタイプを繰り返す

 

ボーコレン(小林製薬)

やはり膀胱炎治療用の市販薬と言えば、ボーコレンですね。

 

11種類の生薬が含まれており、膀胱や尿道の違和感を緩和するとともに、尿量を増やすことで菌を押し流します。

 

 

 

腎仙散(じんせんさん)

利尿作用の他、
炎症を抑える生薬が配合されています。

 

 

 

竜胆瀉肝湯

 

 

猪苓湯

 

 

なお、これらの市販薬は抗生物質ではありません

 

生薬の力で体力をつけ、免疫力を向上させて膀胱炎を自然治癒させることが目的の治療薬です。

 

そのため、「菌を殺して治療する薬ではない」ということです。

 

したがって、再発性の膀胱炎でも自覚症状の強い時は、我慢しないで泌尿器科を受診することが大切です。

 

 

では続いて、
「排尿障害から膀胱炎を合併している場合」のおすすめ市販薬です。

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排尿障害から膀胱炎を合併している場合

加齢などによって尿量が減り、排尿障害を起こして膀胱炎を合併する場合には、以下のような商品がおすすめです。

 

 

ユリナール(小林製薬)

 

 

ユリガード(薬王製薬)

 

 

ジェントスルーコーワ(興和薬品)

 

 

ハルンケア内服液(大鵬薬品)

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

繰り返しになりますが、一般的に多い膀胱炎は ”急性膀胱炎” であり、症状も強くでます。

 

そのため、
痛みが強い様であれば早めに病院を受診することが大切です。

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