モートン病で足の裏が痛い?症状・原因・病院・治療とインソール
このページでは、
モートン病とは?症状・原因・治療とおすすめソール
について分かりやすく説明しています。
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モートン病ってなんだろう?
「モートン病」とは、あまり聞きなれいない病名ですが、
・高齢者
・足を酷使するスポーツをする人
・足に合わないサイズの靴を常用している人
に多くみられ、足の指の付け根に ”痛みや痺れ” を感じる病気です。
一度発病すると完治しにくい難治性の病気で、治療法も限られています。
では、もう少し詳しく症状を見ていきましょう。
モートン病の症状
モートン病は、
”足の裏の指の付け根あたり” に繰り返し衝撃が加わることで、その部位に炎症を起こし、神経が圧迫されて痛みや痺れなどの症状があらわれる病気です。
《痛みが発生する部分》
画像出典:www.bodybalance4738.com
よく似た症状の病気に「足底筋膜炎」がありますが、こちらは “土踏まず” を覆う筋膜に炎症を起こす病気なのに対し、「モートン病」は指の骨と骨の間で起こる炎症という違いがあります。
また「足底筋膜炎」は
足の裏全体、特にかかと側
に起こる場合が多いのですが、
「モートン病」は
足の指の付け根に限定される
という違いがあります。
また、2本の指の骨の付け根の間に挟まれた部位にある神経が刺激されると起こる発作(強い炎症)ですので、痛みはその神経に近い二本の指先にまで広がることもあります。
なお、一番多いのは中指と薬指の付け根ですが、他の指でも起こり得ます。
ではつづいて
「モートン病の原因」について説明します。
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モートン病の原因とは?
モートン病は、
足の指の間に繰り返し圧力が加わることで、
@神経近くにある ”滑液包” と呼ばれるクッション材が炎症を起こす
もしくは、
A”滑液包” の下にある ”神経腫” が炎症を起こす
ことによって神経を圧迫してしまうことが原因
で引き起こされます。
※@Aは同時に起きることもあります。
ではどういった場合に、上記のような炎症が引き起こされるのでしょうか。
その原因としては、以下のようなものが考えられます。
●足指の付け根を圧迫するような靴(ハイヒールや幅の狭い靴)を履いている
●足指を酷使するスポーツを行っている
(特に陸上競技や裸足で行う柔道や剣道、空手、相撲などに多い)
●老化現象による骨や関節の劣化
●肥満
●扁平足
etc...
では続いて、
「モートン病の治療」について説明します。
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モートン病の治し方(治療)とは?
足指の付け根は日常生活の中でも頻繁に動かす部位なので、一度炎症が起こるとなかなか治りづらくなってしまいます。
原因が繰り返しの圧迫や衝撃ですので、症状を緩和するにはこうしたストレスができるだけ加わらないようにする工夫が必要です。
そのため、履いている靴を見直し、よりクッション性が高く、つま先付近を圧迫しない作りの靴(幅が広くヒールの低い)を履くようにすることが大切です。
市販品では以下の商品が ”モートン病対策” として人気です。
なお、症状が酷くなる前に必ず病院(整形外科)を受診しましょう。
症状としては再発を繰り返しやすいため、痛み止めとステロイド治療薬による炎症のコントロールが行われ、基本は「3ヶ月ほど様子を見る ”保存的治療”」になります。
仮にそれでも快方に向かわず、悪化する場合は「手術」という選択肢もとられます。
なお、炎症付近では血流が悪くなっているため、マッサージや鍼灸などによる治療も効果的です。
(炎症している部分をマッサージすることは避けてください)
あとはできるだけ安静にし、人間の治癒力に頼り、炎症が治まるのを待つ必要があります。
最後に、上記の「モートン病の原因」でも挙げていましたが、肥満が原因で足に負担がある場合は、適切なダイエットを実践し、負担軽減に努めましょう。