ふくらはぎがつるこむら返り!肉離れとの違いや原因・対処!
このページでは、
ふとももがつる(こむら返り)と、肉離れ《症状の違い・原因・対処》
についてどこよりも分かりやすく説明します。
「こむら返り」とは、本来「ふくらはぎがつる」事を指します。
しかし当サイトでは、この意味を意識せずに「こむら返り、足がつる」という表現を使っていますので、同じ意味だと考えてください。
また、ふくらはぎのつりも、その他の部分(足裏など)のつりも、原因・予防などは基本同じと考えて問題ありません。
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「こむら返り」と「肉離れ」の違いとは?
「こむら返り」と「肉離れ」、
これは非常に混同しやすい症状ですが、怪我の種類としては全く別物ですので、きちんと認識して対処する必要性があります。
ではまず、「肉離れ」とはどのような怪我なのでしょうか。
結論から言えば、
「肉離れ」とは、
筋肉の部分断裂、もしくは完全断裂を起こした状態
ということになります。
こむら返りが「ふくらはぎ付近の筋肉の異常収縮・痙攣」なのに対し、肉離れは筋肉が「断裂」している状態ですので、症状としては、より重症です。
「肉離れ」が起きた瞬間は、「プツン」とか「ブチ!」という嫌な音が聞こる事もあるくらいですので、怪我した本人としては「こむら返りとの違い」は分かると思います。
ただし、軽微な「肉離れ」の場合は「こむら返り」との区別がつけにくい事があります。
この場合、こむら返りだと思ってストレッチをすると、かえって断裂を悪化させてしまうというケースもあります。
そのため「こむら返りかな?」と思っても、くれぐれも素人判断をせずに、痛みが治まるまでは安静にしているというのが重要です。
ちなみに、肉離れの場合はなかなか痛みが引きませんので、長期間痛みが続くようであれば、肉離れを疑いましょう。
ではここから、
「肉離れの原因・治療」について説明していきます。
こむら返りの原因・対処法はこちらをご覧下さい。
>>足がつる(こむら返り)の原因と対処法・治し方・予防対策!
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肉離れを起こす原因とは?
肉離れを起こしやすい部位は、ふくらはぎが圧倒的に多いとされています。
その理由はふくらはぎが「最もよく動く筋肉」だからです。
ふくらはぎの筋肉は、
- 歩くとき
- 走るとき
- ジャンプするとき
- 立っているとき
- 座っているとき
いずれの場合であっても、関節に合わせて柔軟に動く、とても重要な筋肉組織ですが、それ故に負荷が高まり、断裂の可能性が高まります。
また、激しい運動中に「急激な圧力」が加わる事でも切れやすくなります。
なお、筋肉は温めると柔らかくなり、冷えると硬くなるという性質があります。
したがって
血流量が低下すると、ふくらはぎが冷えて硬直してしまい、切れやすくなります。
これらの事から、「肉離れを起こす主な原因」としては以下2つが考えられます。
- 激しい運動による急激な収縮作用
- 血流障害による冷え
さらに、
「血流障害を起こす原因」としては、
- 更年期以降の様々な老化現象
- ストレス、寝不足 ⇒血管を収縮させる
- 運動不足
- 生活習慣病 ⇒主に血管の病気である高血圧症や動脈硬化がある
- 慢性便秘 ⇒便によって腸周囲の血管が圧迫され下半身に血液が流れにくくなる
- うつ病や総合失調症 ⇒精神的なストレスから発病する
- 肥満 ⇒皮下脂肪に血管が圧迫されて血流が悪くなる
- 自律神経失調症 ⇒精神的なストレスから発病する
などが挙げられますので、
上記に心当たりのある人は適切な治療を受けましょう。
では最後に、「肉離れの対処法」について説明明しましょう。
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肉離れを起こした時の対処法
肉離れは明らかな怪我です。
そのため、
速やかに適切な治療を受けることが何よりも重要です。
応急処置としてはテーピングなどで固定し、断裂がそれ以上広がらないようにする事です。
その後は整形外科でレントゲンを撮り、怪我の具合を正確に判断し、以下の治療を行います。
@固定による保存的治療法
テーピングやギプスあるいはシーネと呼ばれる副木を添えて、断裂が治るまでできるだけ安静を保つようにします。
A外科手術
肉離れを放置していると、不自然な形で筋肉が硬直する可能性があります。
その場合、運動障害や、治りが悪くなる可能性が高まるので、必ず整形外科を受診しましょう。
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