妊婦(妊娠中)は腰が痛い?妊娠初期・後期の腰痛と原因・対策

このページでは、

 

●妊娠初期・後期の腰痛の原因
●妊婦の腰痛への対策!

 

について分かりやすく説明します。

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妊娠中に腰が痛くなる原因と対策

妊娠中には、

 

・喉の痛み
・倦怠感
・鼻炎
・鼻血
・足がつりやすくなる
・腰の痛み

 

などなど、実に色々な症状が表れます。

 

《参考!》
妊娠中はよく足がつる?妊婦のこむら返りの原因と予防対策!

 

その中でも、今回は「腰の痛み」について、原因・対策を説明しましょう。

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妊娠中の腰痛、その3つの原因とは!?

妊娠中に腰が痛くなる原因としては、以下の3つが考えられます。

 

@子宮内部の構造変化
Aホルモンバランスの乱れ
Bお腹の膨らみ

 

では、一つずつ説明していきましょう。

 

 @子宮内部の構造変化

考えられる原因の一つが

 

妊娠による子宮内部の構造変化

 

です。

 

受精すると子宮内では受精卵を着床させます。

 

そして赤ちゃんを保護し、育てるための胎盤が形成されるなど、急激な変化が起こり、腰部に違和感を覚える場合があります

 

女性の場合は、男性よりも骨盤が横に広がりやすい構造になっています。

 

そこに子宮内部の急激な構造変化が加わることで、腰痛を引き起こしやすくなります。

 

したがって、特に妊娠初期の腰痛は、この「子宮内部の構造変化」が考えられます。

 

 A妊娠によるホルモンバランスの乱れ

妊娠期間中は、赤ちゃんを育むために女性ホルモンの分泌量が急増します。

 

この時に、俗に言う ”ホルモンバランスが乱れ“ が起こることで、

 

・情緒不安(マタニティーブルー)
・つわり

 

などの特徴的な体調不良を起こします。

 

こうしたストレスは、血流障害を起こす原因となります。

 

すると、筋性疲労が蓄積しやすくなり、さらに腰部では急激な構造変化が生じるため、腰痛が起こりやすくなると考えられています

 

ホルモンバランスは妊娠初期〜中期ごろに乱れやすいと言われているため、その時期の腰痛はこれが当てはまる可能性があります。

 

 B妊娠によるお腹の膨らみ

考えられる3つめの原因が、

 

胎児の成長に伴うお腹の膨らみ

 

です。

 

お腹が膨らむことで「腰椎」に歪みが生じることが、腰痛の原因となります。

 

妊婦さんは、お腹が大きくなるにしたがって、背中が不自然に反り返るようなポーズになります。

 

この時、不自然な圧力が腰に掛かるため、腰周りの筋肉に疲労物質が蓄積します

 

すると、疲れやすくなったり、腰椎周囲の神経が圧迫される事で痛みを感じるようになります。

 

 

では続いて、
これら「妊婦の腰痛」への対策を紹介しましょう。

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妊娠中の腰痛への対策

妊婦さんならご存知の方がほとんどだと思いますが、まずは念のための注意です。

 

妊娠中はお腹の中で赤ちゃんが成長してるため、薬の服用には細心の注意を払う必要性があります。

 

例えば腰痛を和らげる「痛み止め」には、痛みを感じる神経を遮断する作用があるため、胎児の成長に深刻な健康被害をもたらす危険性が指摘されています

 

したがって、「妊娠中の腰痛」は婦人科の医師のもと適切な対策を講じるのが一般的であり、基本です。

 

自己判断で一般薬の「痛み止め」を飲むようなことは絶対に避けてください。

 

ただし、お腹が膨らんでくる事が原因となる腰痛には、いくつかの効果的な対処法があります。

 

 @腹帯(はらおび)の使用

腹帯は、逆子防止のために用いられる伝統的な妊娠グッズです。

 

さらに、胎児が下がるのを防止することで、必要以上に腰が反り返るのを予防するという効果もあります。

 

これが腰痛予防につながるのです。


 

A意識的に何かに掴まる

立ったり座ったりする時には何かにつかまるか、誰かに肩を貸してもらうなどの「補助動作」を行うようにしましょう。

 

これだけでも、腰にかかる負担が減り、腰痛防止になります。

 

 B体操をする

「マタニティヨガ」や「妊娠時の腰痛体操」などを取り入れると、血流を良くすることができます

 

血流を良くすることで、「腰痛防止」と同時に、「胎教効果」も期待することができます。

 

また、「膣圧を上げるトレーニング」も良いとされています。

 

現代の女性は、無理なダイエットや運動不足などによって、昔の女性よりも骨盤が開きやすく、切迫流産や早産のリスクが高いと言われています

 

そのため、妊娠前や妊娠初期の頃から適度な運動習慣を心がけ、膣圧を上げるトレーニング(臀部の筋肉を引き締めるトレーニング)を行うことで、妊娠時の身体への負担が軽減され、妊娠時腰痛の予防にも繋がります。

 

このように、妊娠いかんに関わらず、日頃から生活習慣を見直すようにしておくこともとても大切なのです。


 

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