足がつるこむら返りと脳梗塞・肥満・心臓病・ストレス等の病気!
このページでは、
足がつりやすい時に、疑われる病気
についてどこよりも分かりやすく説明します。
「こむら返り」とは、本来「ふくらはぎがつる」事を指します。
しかし当サイトでは、この意味を意識せずに「こむら返り、足がつる」という表現を使っていますので、同じ意味だと考えてください。
また、ふくらはぎのつりも、その他の部分(足裏など)のつりも、原因・予防などは基本同じと考えて問題ありません。
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足がつりやすいのは病気かも!?
こむら返り(足がつること)の原因としては、
一般的に「足の疲労」や「水分不足」、「血行不良」や「ホルモンバランス異常」により引き起こされることが多いです。
その原因を引き起こす要因としては、
- 筋肉の使いすぎ
- 足の冷え
- 熱中症
- 脱水症状
- 妊娠
などが多いですが、いずれも「一時的な足のつり」を引き起こす程度です。
そのため、ここでは詳しい説明は省きますが、ほとんどの場合は、スポーツドリンクなどで、「失われた水分」と「電解質」を補給してゆっくりと休むことで治ります。
※上記理由を詳しく知りたい方はこちら
⇒足がつる(こむら返り)の原因と対処法・治し方・予防対策!
しかし、頻繁に足がつる人の場合には、単なる「電解質異常」や激しい運動
、熱中症による「脱水症状」以外にも、様々な病気が隠れている可能性があります。
このページでは、「こむら返りを引き起こす可能性のある病気」の中から、危険度の高いものから順に幾つか紹介していきます。
ここで紹介する病気には、「重症化するリスク」が高いものもあり、早期発見、早期治療がとても大切なものがたくさんあります。
頻繁にこむら返りを繰り返す人は、一度病院に相談しましょう。
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こむら返りを引き起こしやすくなる病気!
ではここから、
危険度の高い順に説明していきましょう。
癌(ガン)
日本人の死亡原因第1位の病気です。
高齢化の影響を受けて「がん」の有病率は今や40%に達しようとしています。
細胞が「がん化」することで周囲の細胞を破壊し、血流障害を起こします。
そして血流障害(血行不良)が起きると、
浮腫やこむら返りが起こりやすくなります。
早期発見、早期治療によって完治が見込める「がん」も多いので健康診断や人間ドックは定期的に受けるようにしましょう。
脳の病気(脳梗塞、脳腫瘍、くも膜下出血など)
日本人の三大死亡原因の一つで、
がんに次いで死亡者数が高いとされている病気です。
筋肉を動かすためには脳から神経を伝って「電解質の放出量」や「腱の動き」などの指示が事細かに出されています。
これらの病気にかかると、脳に障害が起こるため、脳から神経への指令系統も悪影響を受け、こむら返りを起こしやすくなります。
心臓病
近年は肺炎にその座を譲りましたが、今でも高い死亡率を維持している病気です。
心臓に障害が起こるとダイレクトに血流量に悪影響が出ます。
そのため筋肉細胞の代謝が滞り、最もよく動く筋肉の一つである「ふくらはぎ」に悪影響が出ますので、些細な動作でも、こむら返りが起こりやすくなります。
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動静脈瘤(どうじょうみゃくりゅう)
血管に大きな血栓ができ、血液の流れが滞ってしまう病気です。
特に大動脈にコブのような血栓ができて、血管が裂けてしまう「解離性大動脈瘤」は発症後直ちに外科手術をしなければならない、危険な病気です。
こちらも心臓病同様に、血流障害が起きますので、筋肉細胞の代謝が滞り、こむら返りが起こりやすくなります。
ちなみに、この病気の最大の原因は、食生活の乱れと運動不足にあると言われています。
うつ病、総合失調症
ストレス社会と言われる現代、
患者数が増加傾向にある精神性の病気です。
「うつ病」が原因となり、様々な体調不良を訴えるようになるのが「総合失調症」です。
「うつ」になると全身の血管が収縮する傾向があり、血流障害を起こします。
この影響で下肢(膝から下)の血流が滞り、こむら返りを起こしやすくなります。
生活習慣病(高血圧症、動脈硬化症、糖尿病など)
生活習慣の乱れで起こる様々な病気の総称です。
特に
- 高血圧
- 動脈硬化症
- 糖尿病
は注意しなければならない生活習慣病です。
いずれも他の深刻な病気(がんや心臓病、脳卒中など)を高い頻度で合併するリスクがあります。
生活習慣病は「血管性疾患」とも呼ばれています。
「血管性疾患」とは「血管」の機能低下や機能不全を起こす病気という意味です。
「血液と細胞液の間で、栄養素や老廃物をやりとりする機能」が低下すると起こりやすい「こむら返り」は、この血管性疾患でも引き起こされます。
■さらに詳しく!
⇒糖尿病・動脈硬化・高血圧と足がつる(こむら返り)関係!
ストレス性疾患(不眠症、自律神経失調症など)
「不眠症」や「自律神経失調症」もストレスが原因で起こる精神病です。
先に挙げた「うつ病」や「総合失調症」とも密接な関連性があり、同様に血流障害を起こしやすいので、こむら返りの原因となります。
膠原病(こうげんびょう)
膠原病とは、
「免疫機能の低下や亢進(暴走状態)」で起こる、様々な病気の総称です。
代表的なものに
- 全身性エリテマトーデス(SLE)
- 関節リウマチ
- シェーグレン症候群
などがありますが、他にも多種多様な病気があります。
患者数としては多い方ではありませんが、難治性(完治が見込めない)の病気が多いので、こちらも要注意です。
免疫機能や運動神経などに悪影響が出やすい病気なので、こむら返りや筋肉の痙攣が頻繁に起こります。
更年期障害
40代半ばから60代前半に起こりやすい体調不良の総称で、女性の方が強い症状が出やすいとされています。
この病気はいわゆる、「初期の老化現象」であり、加齢によってホルモンバランスが乱れ、あらゆる体調不良を覚えます。
女性に多い更年期障害の症状には、
- ホットフラッシュ(顔や全身の火照り)
- 赤ら顔
- 多汗
- 急にイライラしたり不安になったりする「不定愁訴(ふていしゅうそ)」
- 動悸、息切れ、不整脈
- 高血圧
- 便秘
- 不感症
- 頭痛
などが起こりやすいです。
また、男性の場合は
- ED(勃起障害)
- 脱毛症
- 夜間頻尿
- 前立腺肥大症
などが起こりやすいと言われています。
「こむら返り」はホルモンバランスの乱れで代謝に影響が出ると起こりやすくなります。
そのため、ホルモンバランスを乱す「更年期障害」からも、引き起こされやすいと言えるでしょう。
現代ではホルモン療法で症状を軽くすることが可能ですので、「年だから...」と我慢をせず、病院に行って適切な治療をうけるようにしましょう。
肥満
体重が重くなりすぎると下半身に負担がかかり、血液やリンパ液の流れが悪くなります。
その結果、筋肉細胞の代謝が滞り、こむら返りが起こりやすくなります。
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