盲腸炎(虫垂炎)の手術と費用、入院期間|下腹部の痛みと原因
このページでは、
●盲腸炎(虫垂炎)の手術・費用・入院期間
についてわかりやすく!説明しています。
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盲腸炎(虫垂炎)の手術とは?
盲腸炎(虫垂炎)とは、文字通り
盲腸(虫垂)に炎症を起こす病気
です。
炎症が軽度の場合であれば自然消失することもありますが、違和感や痛みが継続する場合には、抗生剤による投薬治療が第一選択肢として選ばれます。
しかし、
・症状が強い(痛みが強い)
・症状が進行している
・腹膜炎を合併している
という場合には、手術が適用されます。
盲腸炎(虫垂炎)の手術の種類
盲腸炎の手術は、
大きく以下の2種類に分けられます。
@開腹手術
A腹腔鏡手術(内視鏡手術)
では、
それぞれについて説明しましょう。
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@開腹手術
これは文字通り ”お腹を開いて行う手術” です。
一般的な手術がこちらのタイプです。
なお、以下のような症状がある場合は、費用が高くなります。
●画像診断などで虫垂周囲に膿瘍や潰瘍が認められる
●”腹膜炎”を合併しており、重症度が高い
費用や入院期間は?
一般的な虫垂炎手術(腹膜炎を併発していない場合)では、
●約1週間以内の入院期間
●退院後3〜4日の自宅加療
を経て、日常生活へと復帰可能になります。
手術に必要なコストは
・麻酔
・薬剤費
・検査料
・入院費
なども含めて大体7〜10万円程度になるでしょう。
また、腹膜炎を合併している場合は、全身麻酔による大掛かりな開腹手術となります。
そのため、入院期間は2週間程度かそれ以上に長引きます。
また、自宅での治療も長引くことになり、日常生活に復帰するには大体1ヶ月程度の期間が必要と言われています。
この場合のコストは、大体15〜20万円前後になると考えられます。
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A腹腔鏡手術(内視鏡手術)
腹腔鏡手術とは、お腹を開かずに下腹部に数カ所の穴を開け、内視鏡を入れながら行う手術です。
開腹手術に比べて、
- 麻酔による体へのダメージが少ない
- 予後(治療の経過)が良好
- 傷口が小さい
というメリットがあるため、早めに発見できた盲腸(虫垂炎)では、この方法を第一選択肢として選ぶ病院が増えてきました。
とは言え、高額な設備投資と高いスキルを持った医師が必要となるため、数としてはまだまだ少ないのが現状です。
費用や入院期間は?
腹腔鏡手術では
2〜3日程度の入院期間
で済み、また
退院後2〜3日の自宅療養
で術後感染症が無ければ、仕事復帰が可能です。
開腹手術と比べて入院費を抑えられますが、手術費用は開腹手術よりも高額です。
そのため、トータルのコストは10万円前後と考えて良いでしょう。
さて、この2つを見比べてみると、やはり「A腹腔鏡手術(内視鏡手術)」の方が良さそうですよね。
実際、患者さんにとっては腹腔鏡手術の方がメリットが大きいです。
しかし、執刀医のスキル(技術)については、開腹術よりも高度なものが要求されるため、腹腔鏡手術にデメリットが無いというわけではありません。
場合によっては蜂窩織炎性(レベル2の症状)でも、開腹手術の方が安全性が高い場合もあります。
したがって、手術が必要な場合はメリットとデメリットをきちんと把握した上で、受けるようにして下さい。
そのためにも、医師からの説明をしっかりと聞き、不明な点を残さないようにすることが大切です。
なお、記載している費用はあくまで概算ですので、参考程度にして下さい。
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